Web Analytics

晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

【小学生向け】七夕の雑学10選|子どもに話したくなる由来や星のお話も!

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《【小学生向け】七夕の雑学10選|子どもに話したくなる由来や星のお話も!》について紹介させて頂きます。

 

 

 

はじめに|七夕はどんな日?どうして願いごとをするの?

7月7日は「七夕(たなばた)」と呼ばれる、日本の夏の伝統行事のひとつです。子どもたちにとっては、短冊に願いごとを書いたり、星空を見上げたりする、ワクワクする日ですよね。

でも、そもそもなぜ「七夕」には願いごとをするのでしょうか?織姫と彦星の伝説はどこから来たのでしょうか?
そんな素朴な疑問に答えるのが、この記事でご紹介する「七夕の雑学」です。

七夕は、ただの「お願いごとをする日」ではなく、星や昔の人たちの願い、風習がたくさんつまった日です。子どもたちが興味をもって学べるよう、やさしく楽しくまとめました。自由研究や家庭学習にもぴったり。ぜひ親子や教室で楽しみながら読んでみてください。

 

✨関連記事はこちら👇

www.harutasowaka.com

 

 

 


七夕がもっと楽しくなる!雑学・豆知識10選

① 七夕は中国から伝わった?「乞巧奠(きっこうでん)」ってなに?

じつは、七夕のはじまりは日本ではなく、中国でした。今から2000年ほど前の中国で、「乞巧奠(きっこうでん)」というお祭りが行われていました。

この行事では、女性たちが裁縫や刺繍の上達を願って、針や糸をお供えして、夜空の星に祈っていたといわれています。昔は「手先の器用さ」や「字をきれいに書く力」が大事だったため、努力することを願う日でもありました。

この風習が奈良時代に日本に伝わり、日本の神話や信仰と結びついて、今の七夕行事になったのです。


② 織姫と彦星は、実在する星の名前だった!

織姫と彦星は、実は本当に夜空にある星の名前でもあるのを知っていますか?

織姫は「こと座のベガ」、彦星は「わし座のアルタイル」といいます。ふたつの星は、夏の夜空によく見える「夏の大三角形」の一部にもなっています。

ベガとアルタイルの間には、「天の川」があります。天の川が橋になって、ふたりは年に一度だけ、7月7日に会えるという伝説が生まれたのです。星の配置と神話がつながっているなんて、ちょっとロマンチックですね。


③ 織姫と彦星はなぜ年に1度しか会えないの?

織姫と彦星の伝説では、ふたりはもともととても仲の良い夫婦でした。けれど、結婚してからというもの、あまりにも仲良しすぎて、働かなくなってしまったのです。

織姫は布を織らず、彦星は牛の世話をしなくなり、神様が怒ってしまいました。そして、ふたりを天の川の両岸に引き離してしまいます。

でも、あまりに悲しむふたりを見かねて、神様は「1年に1度だけ、7月7日だけは会ってもよい」と約束してくれました。

このお話には、「きちんと努力しないと、大切なことも失ってしまう」という教えがこめられているとも言われています。


④ 短冊の色には意味があるって知ってた?

七夕といえば、笹の葉にカラフルな短冊をつるすのが定番です。よく見かける短冊の色は、「赤・青・黄・白・黒(または紫)」の五色ですが、実はこの色には意味があるんです。

この五色は、中国の思想「五行(ごぎょう)」や「五徳(ごとく)」に由来していて、それぞれの色に次のような意味があるとされています。

  • 赤…礼(人を思いやる心)

  • 青…仁(思いやりや優しさ)

  • 黄…信(信じる心)

  • 白…義(正しいことをする力)

  • 黒または紫…智(知恵や学び)

つまり、昔の人たちは「もっと賢くなりたい」「もっと人にやさしくなりたい」といった成長を願っていたのです。願いごとの内容にも意味が込められていたと考えると、今よりもっと“真剣”だったかもしれませんね。

 

 

 


⑤ 昔は「そうめん」を七夕に食べていた!?

意外かもしれませんが、七夕には「そうめん」を食べる習慣もあるんです。

その理由は、平安時代のころにまでさかのぼります。ある中国の故事によると、7月7日に「索餅(さくべい)」という小麦の細いお菓子を食べると病気にならないと信じられていました。この索餅が、のちに「そうめん」の原型になったといわれています。

また、そうめんの細く長い形が「織姫が織る糸」に似ていることから、七夕にぴったりの食べ物だと考えられました。

最近では家庭や給食でも七夕メニューとして「星形のにんじん入りそうめん」などが出されることもあり、昔から続く文化が形を変えて今も残っているのですね。


⑥ 天の川って本当にあるの?

「天の川」と聞くと、物語の中の川のように思えますが、実は本当に夜空に存在する天体です。

天の川は、無数の星が集まって帯のように見えているもの。私たちの地球がある「銀河系」の一部で、晴れた夜には白くぼんやりと広がる川のような光の帯が空に見えることがあります。

夏の夜空、特に七夕のころはこの天の川がよく見える季節です。織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)はこの天の川の両端に位置していて、「星の川に引き離されたふたりの恋人」という伝説の背景にもなっているのです。

空が明るい都市部では見えにくいかもしれませんが、山や郊外などの暗い場所では肉眼でも観察できるチャンスがあります。


⑦ 短冊にお願いするのは「勉強や努力」のことだった?

現代の子どもたちが短冊に書くお願いごとといえば、「○○になりたい」「○○が欲しい」「○○と結婚したい」などが多いかもしれません。

でも、もともと七夕に書かれていたのは、「上手になりたい」「がんばってできるようになりたい」といった努力に関するお願いごとが中心でした。

織姫が「機織りの仕事」を頑張っていたように、昔の人たちも「字がうまくなりますように」「料理が上手になりますように」など、自分の成長を願って短冊を書いていたのです。

お願いごとの内容を少し変えてみるだけで、七夕の短冊は自分の未来への小さな目標メモにもなりますね。


⑧ 七夕の飾りに意味がある!?

七夕の飾りは、短冊だけではありません。笹の葉にはいろいろな形の飾りが吊るされています。実はそれぞれにきちんと意味があるんです。

たとえば…

  • 折り鶴:長生きや健康の願い

  • 網飾り(あみかざり):豊漁や豊作を願う

  • 吹き流し:織姫の糸を表し、裁縫の上達を願う

  • 巾着(きんちゃく):お金がたまるように

  • 紙衣(かみこ):病気から身を守る、着る物に困らないように

どれも、生活のなかで「こうなったらいいな」という願いが込められているんですね。工作の時間に作るときも、こうした意味を知っているとより楽しくなります。

 

 

 


⑨ 地域によって七夕の日が違う?8月7日にやるところも!

多くの地域では七夕を「7月7日」に祝いますが、じつは「8月7日」に行う地域もあります。これは、旧暦(昔のカレンダー)に合わせて行事をする「月遅れ七夕」と呼ばれるものです。

昔の七夕は、旧暦の7月7日ごろ、つまり今の8月上旬にあたるころに行われていました。現在の7月7日は、梅雨の真っただ中で、星が見えにくいことが多いですよね。

そのため、天気が安定しやすい旧暦の七夕に合わせて、今でも8月に行っている地域があるのです。とくに東北地方や長野県などで多く見られます。


⑩ 実は「七夕」は「たなばた」と読まない時代があった!?

「七夕」は「たなばた」と読むのが当たり前のように思えますが、昔は「しちせき(七夕)」と呼ばれていました。

それが「たなばた」という読み方に変わったのは、日本に伝わった中国の行事が、日本の神話や信仰と結びついたからだといわれています。

日本には「棚機(たなばた)」という布を織る女性の伝説があり、その名前が「七夕」に結びつき、読み方も「たなばた」になったという説が有力です。

つまり「七夕」は、日本の文化と外国の文化が合わさってできた名前だったんですね。


おうちや学校で楽しめる!七夕の雑学活用アイデア



ここまで紹介した七夕の雑学は、自由研究のネタにするだけでなく、家族や学校での会話にもぴったりです。次のような使い方で、もっと楽しんでみましょう。

  • 七夕クイズ大会を開く:今回紹介した雑学を使って、○×クイズや三択クイズを出し合って遊ぶと盛り上がります。

  • 短冊に「なぜこの願いなのか」を書き足す:お願いの理由も書くことで、気持ちがより込められます。

  • 夜空を観察して織姫・彦星を探す:実際にベガとアルタイルを見つけてみましょう。夏の大三角形も探してみてください。

  • 飾りの意味を考えながら工作をする:作った飾りに願いごとをこめて、より深い意味をもたせることができます。

こうした工夫で、七夕がただのイベントではなく、「意味のある体験」に変わっていきます。


まとめ|七夕は星と願いの伝統行事。雑学でぐっと身近に!

七夕は、織姫と彦星のロマンチックな伝説だけでなく、昔の人たちの願いや思いがたくさん詰まった行事です。短冊に書く願いも、星の配置も、飾りの意味も、すべてに「人の気持ち」が込められていました。

現代の私たちも、こうした雑学を通して七夕をもっと深く知ることで、イベントとしてだけでなく「心をこめる日」として楽しむことができます。

ぜひご家庭や教室で、お子さんと一緒に話しながら、意味のある七夕を過ごしてみてください。

 

✨関連記事はこちら👇

www.harutasowaka.com