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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

発達障害の主な種類と特徴 就学前・小学生の子どもをお持ちの方へ

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こんにちは(*^-^*)

 

晴田そわかです。

 

今回の記事では

主に就学前や小学生の子どもさんのいるご家庭で

 

★うちの子はもしかしたら発達障害かもしれない!?

発達障害とは何だろう

発達障害の主な特徴を知りたい!

 

等の疑問やお悩みをお持ちの方へ向けて

発達障害の主な種類と特徴≫についてご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

🔳はじめに

わたしは、おととし(2019年)までのおよそ十年間にわたり、小学校の教育現場でたくさんの発達障害を抱えた子どもたちと関わってきました。

 

わたし自身は、元小学校のいち教員であり、学級担任として、特別支援教員の先生方やスクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカーさんなど発達障害の専門的な知識をお持ちの方と連携を図り、さまざまな発達の悩みを抱えた子どもたちの支援に携わってきました。

 

ですので、発達障害の専門家か?と言われると、専門家とまで言えるかどうかはわかりません。しかし、専門家の方と協力してたくさんの子どもたちの支援に携わってきたことは事実です。

 

この記事も含め、

発達障害に関する記事では、わたしのその経験を元に書かせて頂いておりますことをご了承ください。

 

🔳うちの子はもしかしたら発達障害かもしれない?と悩んだら

うちの子は、ちょっとほかの子と比べると変わっている…

こだわりが強いし、性格も変わっているような気がする…

整理整頓が尋常じゃなくできない…

一人遊びを何時間でもしている…

集中力と落ち着きが異常なほどない…

しつけがむずかしく、癇癪もちですぐに癇癪を起してしまう…

場の空気を読んだり、人の気持ちを推し量ることが異常なほど苦手だ…

勉強にまったくついていけない…

 

子育てをするなかで、

上記に挙げたようなお悩みのお持ちの親御さんもおられることと思います。

 

ああ、

こんなに一生懸命育てているのに

思うように育ってくれないなあ…

どうしてわたしの言う事を理解してくれないんだろう…

もしかしたら、うちの子は発達障害なんじゃないかしら?

 

と育て辛さを感じることもあるかもしれません。

 

しかし、

子どもがまだ就学前あるいは小学校低学年くらいの幼い年齢であれば

本当に発達障害かどうかを判断するのは難しいことも多いです。

 

今は、検査を受ければ発達障害かそうでないかの判断はじきに出ます。

これは専門の医療機関が行うものです。

 

けれども検査を受けなくとも、年齢を重ねるごとに、だんだんと上記に挙げたような症状が改善されていくケースもあります。発達障害ではなかった、あるいは無理に診断名をつける必要のなかったケースであるともいえます。

反対に症状がだんだんひどくなり、もう少し早く診断を受けて適切な教育を受けていたらどんなに良かっただろうかと思うケースもあります。

子どもによりさまざまなのです。

 

なので、簡単に検査を受けたほうが良い、あるいは受けないほうが良いということは言えません。

 

わたし個人としては

検査のタイミングは、ご両親が検査が必要であると思ったタイミングがベストであると思っています。それを踏まえたうえで、子ども自身が学校で生きづらさを感じている等、子どもが苦しんでいる状況が見られれば積極的に検査をうける選択もありだろうと思います。

 

検査はともかくも、

子どもの発達の様子が気になった時点で学校、あるいは専門機関へ相談をすることをおすすめします。

 

🔳発達障害の主な種類(3種)とその特徴

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ひとくちに発達障害といっても、さまざまな種類があります。

主な種類としては

 

自閉症スペクトラム障害(ASD)

ADHD(注意欠陥多動性障害)

❸LD(学習障害)

 

の三種が挙げられます。

三種に分けられてはいますが、ADHD自閉症など症状が重複している場合もあります。あるいは、知的障害を併存している場合もあります。

 

以下、それぞれ、どんな特徴があるのかをざっくりとみてみます。

 

 

 

 

🔳自閉症スペクトラム障害(ASD)

自閉症スペクトラム障害(ASD)は、

いわゆる自閉症に加え、アスペルガー症候群や広汎性発達障害なども含まれます。

 

主な特徴としては

◇社会的な対人関係やコミュニケーションをとることが難しい

◇こだわりが強く、同じ行動パターンを繰り返す、興味の範囲が著しく偏っている

などが挙げられます。

 

小学校では

◆友達ができにくい

◆友達の気持ちを考えた行動ができにくい

◆ひとり遊びが好き

◆同じ遊びを何時間でもずっとやっている

◆こだわりが強く、自分のルールを曲げることを極端に嫌う

◆同じ動きや会話を繰り返す

など、子どもによってさまざまな症状がみられます。

 

🔳ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHDは、①不注意[集中することが困難] ②多動性[じっとしていることが困難] ③衝動性[待てない、心の赴くままに行動してしまう] の3つを主な特徴とする発達障害です。

 

①の不注意に特徴が強く表れるタイプ、②③の多動ー衝動性に特徴が強く表れるタイプ、両方が混在しているタイプと、症状は子どもによりさまざまです。

 

小学校では

◆じっと着席していることが難しい

◆手や足をつねにせわしなく動かし続けている

◆掃除や片付けが苦手で、忘れ物、なくしものをしやすい

◆活動を集中して続けることが難しい

◆順番を待つことが苦手で、わりこんでしまう

◆思ったことをすぐ口にしてしまう、人の話を遮る

◆物事を順序だててやりとけることが難しい

などの、症状がみられる場合があります。

 

 

🔳LD(学習障害)

LD(学習障害)とは、

全般的な知的発達に遅れはありませんが

[読み][書き][計算・推論][話す][聞く]の能力のうち、特定の能力の習得や使用に非常な困難が生じる発達障害です。

 

小学校では

◆数を数えられない

◆お手本があっても漢字やひらがなを真似して書きとれない

◆かがみ文字を書く[左右反対の文字]

◆単語の途中、文節の途中でくぎって読む

◆読み間違いが多く、文末は自分で適当に変えて読む

◆繰り上がり、繰り下がりの計算ができない

◆暗算がほぼできない

◆漢字やひらがなの形を思い出せない

◆板書ができない、相当時間がかかる

などの症状がみられます。

 

 

お子さんに、気になる症状がみられる場合は、

学校あるいは、スクールカウンセラー、その他専門機関等への早めの相談をおすすめします。

 

さまざまな困りを抱えた子どもさんがよりよい学校生活、ひいては社会生活を送るために、工夫してそれぞれの困りと付き合っていくという姿勢が大切だと思います。

 

今回の記事は

ここまでにします(^^♪

 

最後までお読み頂きありがとうございました。