こんにちは。
晴田そわかです。
今回の記事では【子どもの字が上手くなる!きれいな字を書くための五つの基本】について紹介させて頂きます。
基本①姿勢を正す
正しい姿勢で座り、背筋を伸ばすことで、手や腕の筋肉を緊張させずに文字を書くことができます。
この時「ぺったん・ぴん・ぐー」を意識すると良いです。
ぺったん・・・
両足の裏がぴったり床に付くようにしましょう。
踵が浮いてしまう場合は、椅子が高いです。調整して低くしましょう。
ぴん ・・・
背筋をぴんと伸ばして椅子に座りましょう。
意識して背筋を伸ばす事で、肩や腕の不自然な力が抜け、落ち着いて書くことができます。
ぐー ・・・
背もたれにもたれかからないように座りましょう。
背中と椅子の背もたれの間に、
握りこぶし(ぐー)ひとつ分くらい空けて腰掛けるようにしましょう。
机や椅子の高さを調整して、子どもの体格に合った姿勢で書くようにすることで
丁寧な文字を書くことできます。
基本②えんぴつを正しく持ち、筆圧を調整する
えんぴつを正しく持ちましょう。
えんぴつの持ち方が正しくないと、筆圧の調整が難しく、丁寧な文字を書きにくいです。
また、腕や手首に力が入りすぎて、すぐに疲れてしまうこともあるでしょう。
変なところに力が入ってしまうため、姿勢に影響が出てしまう子どももいます。
結果として、学習に長く集中して取り組むことが難しくなってしまいます。
次に、あまり筆圧を強くしすぎず、肩の力を抜いて書くことが大切です。
筆圧を強くしすぎると、字が歪んでしまいます。
字が上手く書けない子どもたちの多くは、まっすぐな線が書けない、と言われています。
筆圧を強くしすぎると、まっすぐな線を書くことが難しくなります。
適度な筆圧で、まずはまっすぐな線が書けるように練習をするのも
きれいな文字が書けるようになるコツです。
基本③マス目の大きいノートを使い、文字のバランスをとる
文字のバランスをとることで、整った印象のある文字を書くことができます。
小学校低学年のお子さんの場合、小さなマス目や補助線の無いのノートだと、
文字のバランスを取ることが難しく偏ったり、はみ出したりしてしまいがちです。
大きめのマス目で、補助線のあるノート使うと、文字のバランスが取りやすくなります。
その際、お手本を見て、マスの枠内のどの部分からどの部分まで文字の線があるのか、
始点と終点を意識しながら書くようにすると良いです。
文字の高さや太さ、スペースなどを調整して、美しいバランスをとるようにしましょう。
基本④正しい書き順で書く
小学校の授業で必ず指導を受ける書き順。
覚えるのが大変で苦戦した方も多いと思いますが、書き順を意識する事でいくつかのメリットが考えられます。
【1】美しい字の形成
正しい書き順に従うことで、文字のバランスや形が整い、美しい字を形成することができます。
【2】スムーズな筆記
書き順を守ることで、鉛筆がスムーズに紙上を滑り、字を書きやすくなります。
【3】筆記速度の向上
正しい書き順を習得すると、文字を効率的かつ迅速に書くことができるようになります。
無駄なくスピーディーに板書を書き写したり、ノートに漢字を書いたりできるようになります。
【4】読みやすさの向上
書き順を守ると、バランスの良い文字が書きやすくなります。
文字のバランスが一貫していると、読みやすくなります。他の人が読むときにも分かりやすくなります。
【5】正確さの確保
書き順に従うことで、文字の形が乱れずに正確に書くことができるようになります。
文字の認識や理解においても正確性が向上します。
ひとつひとつ
書き順を守って文字を書くことにより、よりきれいな文字が書きやすくなります。
何事も基本は大切ですので、地道にコツコツと覚えていきましょう♪
○書き順の原則○
書き順には基本の大原則があります。
文字は『上から下へ』『左から右へ』書くのが大原則ですので、
例外もありますが、まずはこれだけを覚えておくと良いでしょう。
基本⑤練習を繰り返す
きれいな字を書くには、練習が欠かせません。
と言ってもわざわざ毎日書写の時間をとる必要はありません。
日々の宿題や、授業の板書、連絡帳を書いたりするなかで
基本の①〜④を意識して書くことが大切です。
基本をひたすら繰り返しているうちにだんだんときれいな文字が書けるようになってきます。
書き方の習い事に通わなくても、日々の「書く」作業のなかで、姿勢や筆圧、書き順を意識するだけで
文字は変わってきます。
地道に頑張っていきましょう。