こんにちは。
晴田そわかです。
学校の課題で取り組む「人権作文」
いったい何を書いて良いのかよくわからない、特に小学校低学年の子どもたちには書くのが難しいのでは?と悩んでいる方もたくさんいることと思います。
今回の記事では【小学生が書きやすいおすすめの人権作文のテーマ10選】についてご紹介させて頂きます。
低・中・高学年別の人権作文の基本の書き方と具体的な書き出し例については、以下の記事を参照されてください。
- テーマ①「私の権利」
- テーマ②「友達の尊重」
- テーマ③「差別なく遊ぼう」
- テーマ④「大切な家族」
- テーマ⑤「安全な学校」
- テーマ⑥「夢を追いかけよう」
- テーマ⑦「子どもの声を聞いて」
- テーマ⑧「子どものプライバシー」
- テーマ⑨「子どもの健康権」
- テーマ⑩「未来の世代へ」
- さいごに
テーマ①「私の権利」
自分が持っている権利について考え、それがどのように尊重されるべきかを述べます。
子どもの権利条約では主に以下の4つの権利が条約に定められています。
生きる権利
住む場所や食べ物があり、 医療を受けられるなど、命が守られること
育つ権利
勉強したり遊んだりして、もって生まれた能力を十分に伸ばしながら成長できること
守られる権利
紛争に巻きこまれず、難民になったら保護され、暴力や搾取、有害な労働などから守られること
参加する権利
自由に意見を表したり、団体を作ったりできること
高学年以降の子どもたちにおすすめのテーマです。
本やテレビ番組などから得た具体的な情報を基に自分の思いや考えを伝えるのも良いと思います。
テーマ②「友達の尊重」
友達やクラスメートの権利を尊重することの重要性について述べます。
低学年のお子さんでも比較的書きやすいテーマです。
友だちの良いところをたくさん見つけて自分と比べてみるなど友だちの良さを深く感じた体験談や、
友だちひとりひとりの違いを認め合い、協力し合った体験談、外国からきたお友達がいる場合は、違う文化や考え方に触れた体験談などを伝えるのも良いと思います。
テーマ③「差別なく遊ぼう」
人種や性別、能力の違いに関係なく、みんなが平等に遊ぶ権利を持っていることを伝えます。
こちらも低学年のお子さんでも書きやすいテーマだと思います。
差別をしてまった失敗談や差別を受けてしまった体験談、そこからどのように解決していったか等を述べたり、差別をなくすためにクラスで考えた体験談や差別をなくすために自分はどのように行動をしたら良いか等を考えたりするのも良いテーマです。
テーマ④「大切な家族」
家族の権利と絆の大切さについて述べます。
こちらも低学年でも書きやすいテーマです。
自分の家族の良いところや尊敬できるところなどを体験談を交えて述べます。家族を守るために頑張って働いているお父さんのことや、誰にでも優しい声かけのできるおばあちゃんなど、家族の良さを見つけて紹介しましょう。家族の言葉や行動がきっかけで自分自身が成長したというような体験談があるととても書きやすいです。
テーマ⑤「安全な学校」
学校での安全な環境といじめのない社会を作ることの重要性を説きます。
中学年以降におすすめのテーマです。低学年でも書けなくはないと思います。
「いじめ」は絶対ダメだということを感じた体験談を伝えます。みんなが安心して通える学校にするためにこのようにしたら良いと思う等の提案なども良いと思います。
テーマ⑥「夢を追いかけよう」
子どもたちが自分の夢を追いかけ、自己実現する権利について述べる。
低学年でも書きやすいテーマです。
夢に向かって努力している友だちのことや自分ががんばっていること等を伝えます。大きな夢でなくても
毎日の学校生活の中で継続してがんばっていることなども良いと思います。
テーマ⑦「子どもの声を聞いて」
子どもたちの意見や意思決定に関わる権利を主張する。
こちらは少し難しいテーマになります。
子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利(子どもの意見表明権)をもっています。具体的には、 自由な方法でいろいろな情報や考えを伝える権利、知る権利をもっています。 また、思想・良心・宗教の自由についての権利をもっています。
上記の権利について調べたことや体験談を伝えるのも良いと思います。
高学年以降の子どもたちににおすすめのテーマです。
テーマ⑧「子どものプライバシー」
子どもたちの個人情報やプライバシーの保護について考えます。
こちらも高学年以降の子どもたちにおすすめのテーマです。
新聞記事やテレビ番組等で得た情報などから意見を述べるのも良いと思います。
テーマ⑨「子どもの健康権」
健康な生活を送る権利と、健康を守るための習慣や権利の重要性を述べる。
低学年でも書きやすいテーマだと思います。
健康を維持するために毎日継続してがんばっていることや、その具体的な体験談を書くと良いでしょう。
健康を守るためのアイデアの紹介なども良いと思います。
テーマ⑩「未来の世代へ」
環境保護や持続可能な社会のために、子どもたちの役割と責任について考えます。
自分で調べたことや授業で習ったことを基に自分の考えを述べるのも良いと思います。
中学年以降の子どもたちにおすすめのテーマです。
さいごに
これらのテーマは子どもたちが自身の経験や意見を通じて人権について考えるきっかけとなるものです。子どもたちが自分の言葉で思いを表現し、自身の立場から人権について考えることが大切です。つまり人権作文を書くときには、どのテーマを選ぶにしても体験談がとても大切です。