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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

水が苦手な子も安心!小学生低学年のプール開きで使える楽しいアクティビティ集

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《水が苦手な子も安心!小学生低学年のプール開きで使える楽しいアクティビティ集》について紹介させて頂きます。

 

 

 

① はじめに

小学校低学年にとって、プール開きは夏の始まりを感じるわくわくのイベント。でも、中には「水がこわい」「顔をつけるのが苦手」という子もいますよね。そんな子どもたちにとって、最初のプールの印象が「楽しい」「またやりたい!」になるかどうかは、その後の水泳指導に大きく影響します。

この記事では、水が苦手な子でも安心して参加できるような、やさしくて楽しい水遊びアクティビティを10個ご紹介します。どれも低学年向けで、教師がすぐに授業に取り入れられる内容になっています。

 

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② 水が苦手な子の特徴と気持ちに寄り添う指導とは

まず大切なのは、**「水が苦手な子は怠けているのではない」**という理解です。水に対する恐怖には、理由があります。

  • 顔に水がかかるのが怖い

  • 水の中で目を開けるのができない

  • 足がつかない深さが不安

  • 他の子がバシャバシャする音にびっくりする

  • 失敗するのが恥ずかしい

こうした子どもたちには、安心できる環境と段階的なアプローチが必要です。

教師ができることは、

  • 一人ひとりの表情をしっかり見ておくこと

  • 無理に「やらせない」こと

  • 小さな成功体験を積ませること

  • 「できたね!」「すごい!」と、具体的に褒めること

また、「見本を見てもピンとこない」「急に顔をつけるのは怖い」といったこともあるので、まずは水と仲良くなるところから始めることが大切です。


③ プール開きにぴったり!水に親しむ楽しいアクティビティ10選

ここからは、低学年の水慣れにぴったりな10個のアクティビティを紹介します。どれもシンプルですが、「楽しい!」「もっとやりたい!」と感じられる工夫を凝らしました。


① プール探検ツアー

ねらい: プールに慣れる・水に触れることへの安心感を持つ
準備物: なし
所要時間: 約10分

やり方:

  1. プールサイドに立ち、列になって歩く。

  2. 教師の「探検隊の出発です!」というかけ声で、プールの浅瀬をぐるりと一周する。

  3. 水に手を入れてみたり、しゃがんで足をつけたり、顔にパシャっとかけたり。

  4. 教師が「ここがワニがすんでる水たまり!」など想像を交えながら案内。

  5. 探検の最後には、「ミッションクリア!みんなすごいね」と褒める。

指導のコツ・安全配慮:

  • 一列で行動するように声かけを。

  • 事前に水温を確認し、冷たい日は足のみで。

  • 必ず教師が先頭と最後尾につく。


② バシャバシャ水かけっこ

ねらい: 水への恐怖を楽しさに変える・友だちとのふれあい
準備物: なし
所要時間: 約10分

やり方:

  1. バディを組む。

  2. 浅瀬で向かい合い、「せーの!」の合図で足を使って水を蹴り合う。

  3. 手で水をバシャバシャかけ合ってもOK。

  4. 教師が「バシャバシャ名人!」などと盛り上げる。

  5. 最後に「止まれ」でピタッと止まる遊びも加えると◎。

指導のコツ・安全配慮:

  • 目に水が入るのが苦手な子には「顔にかけないでね」と伝える。

  • 足元が滑りやすいので、走らないよう注意を促す。

  • 水が怖い子は見学でもOK。やりたくなったら参加できるようにする。

 

 

 

 


③ ペットボトル浮かべレース

ねらい: 水面に物が浮く様子を楽しむ・浮力への興味
準備物: 500mlペットボトル(キャップをした状態)各自1本
所要時間: 約10〜15分

やり方:

  1. 子どもにペットボトルを1本ずつ渡す。

  2. 浅瀬に並んで、合図でペットボトルを水面に置く。

  3. 手で水を押して、ペットボトルを進ませていく。

  4. 誰が一番遠くまで進ませられるかを競う。

  5. 「風を起こすように」「そーっと押すとよく進むよ」とコツを教える。

指導のコツ・安全配慮:

  • 浅瀬で行い、子どもが無理に深い方へ行かないよう注意。

  • キャップはしっかり閉めておくこと。

  • 水に慣れていない子は、教師が横について見守る。


④ 水中宝探しごっこ(浅瀬版)

ねらい: 水の中を見ること、手を入れてみることへの挑戦
準備物: カラーボール、ビー玉、ミニおもちゃ、コップなど沈むアイテム
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 浅瀬に沈むおもちゃ(宝物)を教師がバラバラに置いておく。

  2. 子どもたちはバディで一緒に、決められた個数の宝を探す。

  3. 顔をつけられない子は、目を閉じて手探りでもOK。

  4. 見つけたらバケツに入れてゴール。

指導のコツ・安全配慮:

  • 顔をつけることを無理に強要しない。

  • 教師は周囲で見守りながら声かけを。

  • 宝物は拾いやすい大きさ・色のものを選ぶ。


⑤ 洗面器うきうきボート

ねらい: 浮く感覚を楽しむ・安心して水に浸かる体験
準備物: 洗面器(人数分、または数人で1つ)
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 子どもたちが洗面器に水を入れて浮かべる。

  2. 洗面器に人形やおもちゃを乗せて「ボート」を作る。

  3. 水面をそっと押して進ませていく。

  4. ゴール地点を決めて競争しても楽しい。

指導のコツ・安全配慮:

  • 洗面器に体を乗せない(あくまでおもちゃ用)。

  • 洗面器が滑って周囲の子にぶつからないよう注意。

  • 水中を見ながら動かす遊びとして導入。


⑥ バディで水かけジャンケン

ねらい: 友達と楽しく水に触れる・勝ち負けのルールを楽しむ
準備物: なし
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 子どもたちはバディで向かい合う。

  2. 「じゃんけんぽん!」のあと、負けた子が勝った子に足で軽く水をかける。

  3. 慣れてきたら、両手でもOK。

  4. 3回勝負などで繰り返す。

指導のコツ・安全配慮:

  • 顔にかけないことをあらかじめルールに。

  • 水に怖がる子は、足だけで参加も可。

  • 距離を取りすぎず、接触しないよう配置。


⑦ 水上電車ごっこ

ねらい: 体を動かして水に慣れる・リズム感や団体行動も意識
準備物: なし
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 4~5人のグループで列になり、肩に手を乗せて「電車」を作る。

  2. 「ガタンゴトン」の合図でゆっくり歩いて進む。

  3. 駅(先生が決めた場所)で停まってポーズ!

  4. 駅名やアナウンスは先生のアドリブで盛り上げる。

指導のコツ・安全配慮:

  • 深さに不安がある子は、先頭または最後尾で見守りながら参加。

  • 滑らないよう、歩くスピードはゆっくりと。

  • 列が崩れても「大丈夫、またつなげよう」と安心の声かけを。

 

 

 

 


⑧ 水の橋渡りゲーム(旧名:フラフープまたぎジャンプ)

ねらい: 飛び越える動き・水の中でのバランス感覚の育成
準備物: フラフープ5〜10個
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 浅瀬にフラフープを等間隔で並べ、「水の橋」に見立てる。

  2. 子どもたちは一人ずつフラフープの中を渡っていく。

  3. 跳んでもOK、ゆっくりまたいでもOK。

  4. 最後まで渡れたら「ゴールおめでとう!」

指導のコツ・安全配慮:

  • フラフープが浮かないよう、底に沈めておく。

  • 順番待ちの間も座って見学できるよう配慮。

  • 水に不安な子は手をつないで渡ってもよい。


⑨ キャップリレー

ねらい: チームワークを楽しむ・浅瀬での移動に慣れる
準備物: 水泳帽子またはペットボトルキャップ
所要時間: 約10〜15分

やり方:

  1. グループでチームを作る。

  2. 一人ずつ、帽子またはキャップを手に持ち、浅瀬を歩いて次の人に渡す。

  3. バトンリレーのように、全員が一周する。

  4. 速さよりも、しっかり歩いて渡せたらOK!

指導のコツ・安全配慮:

  • 絶対に走らないように、事前にしっかり伝える。

  • 転ばないように歩幅を小さく。

  • 水に不安な子は先生と一緒に歩いてもOK。


⑩ 先生のまねっこ体操 in 水中

ねらい: 体を自由に動かす楽しさを感じる・模倣力の育成
準備物: なし
所要時間: 約10分

やり方:

  1. 教師が前に立ち、「まねっこ体操」をはじめる。

  2. 例:手をバシャバシャ、足でジャンプ、体をくねくね、クラゲのポーズ、バンザイ!など

  3. 子どもたちは真似して動く。

  4. 最後は「おしまいのポーズ」でしめくくる。

指導のコツ・安全配慮:

  • スピードはゆっくり、テンポは子どもに合わせて。

  • 水中でジャンプする動作は控えめに。

  • 元気なBGMがあれば、より楽しめる。

 

 

 


④ アクティビティ導入時の声かけ例

水が苦手な子が安心できるように、声かけはとても大切です。以下のような言葉を日常的に使っていくことで、「できるところからでいい」という文化が根づきます。

  • 「できるところまででいいよ」

  • 「水の中で遊ぶと、気持ちいいね」

  • 「お友だちと一緒ならこわくないよ」

  • 「“顔をつける”じゃなくて“水にさわってみる”だけでもOK」

子どもが水を触れた瞬間や、足をつけられた瞬間にしっかり褒めることで、自己肯定感が育ちます。


⑤ 安全面での注意と教師の配慮

低学年のプール指導では、安全面の管理が最も重要です。

  • **プール開きの前には「プールの神様へのお祈り」**をすることで、子どもたちの意識も高まります。

  • 必ずバディ制を導入し、互いの存在を意識させましょう。

  • 水が苦手な子の近くには教師がついて見守るようにします。

  • 水の中で慌てる子には無理強いをしないこと。泣いてしまった場合も「がんばったね」と声をかける姿勢を大切に。

  • クラス全体で「水がこわい子がいても大丈夫な空気」を育てるような雰囲気づくりが鍵です。


⑥ まとめ

水が苦手な子にとって、最初の印象が「楽しい」かどうかはとても重要です。
プール開きで楽しく過ごせれば、それが「できた!」「また入りたい!」という思いにつながり、結果的に泳力の向上へとつながります。

低学年では、「泳げるようにする」よりも、「水と仲良くなる」ことを目標に。
楽しいアクティビティを通して、水を好きになるきっかけをたくさん用意してあげましょう。きっとその子なりのペースで、ぐんぐん伸びていきます。

 

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