
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《「大暑」ってどんな日?小学生と学ぶ意味・由来・豆知識まとめ》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 第1章:「大暑」ってどんな日?
- 第2章:大暑と関係のあること
- 第3章:昔の人の「涼のとり方」豆知識
- 第4章:子どもと学ぶ!大暑の自由研究アイデア
- 第5章:まとめ|大暑を知れば、夏をもっと楽しめる
はじめに
「大暑(たいしょ)」という言葉、ニュースやカレンダーなどで目にしたことがある方も多いかもしれません。でも、実際には「どんな意味があるの?」「どうしてそう呼ばれているの?」と疑問に思う人も少なくないはずです。
大暑は、**二十四節気(にじゅうしせっき)**という、昔の人々が使っていた季節の区切りのひとつです。そして、その名のとおり「一年でいちばん暑い時期」をあらわします。
現代の日本でも、大暑のころには気温がぐんぐん上がり、熱中症のニュースや猛暑日という言葉が飛び交います。しかし、この「大暑」という節気には、単なる天気以上の意味や、昔の人の知恵、そして季節の移り変わりにまつわる文化がたくさんつまっているのです。
この記事では、小学生といっしょに学べる視点で、「大暑」の意味・由来・豆知識をわかりやすく解説しながら、夏休みの自由研究や調べ学習にも使える情報をまとめてご紹介します。
大人が読んでも「へぇ〜」と思える内容もたくさんありますので、ぜひご家族で一緒に楽しんでみてくださいね。
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第1章:「大暑」ってどんな日?

・大暑はいつ?
「大暑」は、毎年7月23日ごろ【2025年は7月22日】にあたります。年によって1日前後することもありますが、だいたい梅雨が明けた直後で、「夏本番」のはじまりとも言える時期です。
この日は、暦の上で一年でもっとも暑さが厳しいころとされており、実際にも日本の多くの地域で、真夏日(30℃以上)や猛暑日(35℃以上)になることが多いのが特徴です。
ちなみに、大暑の次に来る節気は「立秋(りっしゅう)」で、こちらは秋の気配を感じ始めるころ。つまり、**大暑は「夏のピーク地点」**ともいえるのです。
・「大暑」の意味と読み方
「大暑(たいしょ)」という言葉は、**「大きな暑さ」**と書きます。文字からしても、「とても暑い日なんだな」と伝わってきますよね。
この大暑という言葉は、単に「暑い」という意味だけでなく、「夏の自然のリズム」や「農作業のタイミング」といった季節の節目を知らせる役割も担っていました。
漢字で「大暑」と書いて、「たいしょ」と読みます。間違えて「だいしょ」と読んでしまいがちですが、正しくは「たいしょ」ですので、ぜひ覚えておきましょう!
・大暑が生まれた由来(歴史)
「大暑」は、古代中国で生まれた「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつです。これは、太陽の動きをもとに、一年を24の季節に分けた暦の区切りのこと。
日本にも奈良時代ごろに伝わり、農作物の植えどき・刈りどき、季節の移り変わりの目安として使われてきました。
昔の人たちは、カレンダーも天気予報もありませんでした。そのため、「大暑」のような節気があることで、「今は何をすべきか」「次に来る季節の準備は?」と、自然の流れに沿って生活を調整していたのです。
特に農業を行う人々にとって、こうした節気の知識は生きるための知恵そのものだったといえるでしょう。
第2章:大暑と関係のあること
・土用の丑の日との関係

「土用の丑の日(どようのうしのひ)」といえば、「うなぎを食べる日」として有名ですよね。この日がやってくるのは、まさに大暑のころです。
「土用」とは、季節の変わり目をあらわす言葉で、実は春夏秋冬すべてに存在します。ただし、夏の土用は特に気温が高く体力も落ちやすい時期。そのため、スタミナがつくとされる**うなぎを食べて夏バテを防ごう!**という風習が広まりました。
「丑の日」は、十二支(ね・うし・とら……)の中の「うし」の日にあたることを指します。
つまり、「大暑のころの丑の日」が**「土用の丑の日」**。これがちょうど暑さのピークと重なるので、昔の人たちは健康管理のために意識していたんですね。
・暑中見舞いのタイミング

暑い夏に、「お元気ですか?」と気づかいの言葉を送る「暑中見舞い」。この季節のあいさつも、実は「大暑」と深い関係があります。
暑中見舞いを送るタイミングは、大暑から立秋の前日までが一般的。つまり、1年で最も暑い時期にあたるのです。
お世話になっている人や遠く離れた友人・親戚などに、暑さを気づかう気持ちを伝えるのが、暑中見舞いの目的。手書きのはがきや、最近ではメールやLINEで送る人もいますが、**「暑さの節目に心を届ける文化」**として、現代にも受け継がれています。
・大暑と気象記録
実は、日本で観測された歴代の最高気温の多くが「大暑」のころに記録されています。
たとえば、日本の最高気温41.1℃(2020年・浜松市)も、大暑の時期でした。
また、近年では猛暑日(35℃以上)の日数も増え、熱中症対策が欠かせない季節になっています。
気象庁でも、大暑のころは特に「高温注意情報」や「熱中症警戒アラート」が頻繁に出されます。
つまり、大暑は「ただ暑い日」ではなく、命を守る行動が必要になる季節でもあるのです。
第3章:昔の人の「涼のとり方」豆知識

・打ち水・風鈴・よしずなどの伝統的な工夫
エアコンがなかった時代、昔の人々はどうやって猛暑をしのいでいたのでしょうか?
その答えのひとつが、「打ち水(うちみず)」という風習です。
玄関先や道路、庭などに水をまくことで、地面の温度が下がり、気化熱によって空気も少し涼しく感じられるようになります。
さらに、「風鈴(ふうりん)」も日本ならではの涼のとり方のひとつ。
風が吹くたびに涼しげな音が鳴り、耳から「涼」を感じることができるアイテムです。夏になると軒先に飾る家も多く、見た目にも風情がありますね。
「よしず」や「すだれ」も昔ながらの暑さ対策。日差しを和らげつつ風を通すつくりで、現代の窓でも使うと意外と効果的。自然素材でできているため、見た目にもやさしく、環境にもやさしいのが魅力です。
・早朝・夕方に活動する昔の生活リズム
昔の人は、今のように冷房に頼ることができなかったため、一日の活動時間を工夫していました。
朝の早いうちに農作業を済ませ、昼間の暑い時間帯は休憩や昼寝、そして夕方涼しくなってからまた動くというような、「暑さとともに生きる知恵」があったのです。
「夕涼み(ゆうすずみ)」という文化もそのひとつ。夕方に家族みんなで縁側に座り、風を感じながら過ごす時間は、体も心も涼しくしてくれるものでした。
こうした昔の暮らし方には、自然と調和して生きるヒントがたくさんつまっています。
・食べ物でも涼しくなる
夏の暑さを和らげるには、食べ物の力も大きな役割を果たしていました。
昔の人は、季節の野菜や果物を上手に取り入れ、体の中から「冷やす」ことを意識していました。
たとえば、きゅうり、トマト、スイカ、なすなどの夏野菜は、水分が多く体を冷やす働きがあるとされています。
スイカにはカリウムも豊富に含まれ、汗で失われたミネラルを補うのにもぴったりです。
現代でも、エアコンだけに頼らず、食事や生活習慣を見直すことで涼しく健康に過ごすことができるのです。
第4章:子どもと学ぶ!大暑の自由研究アイデア

夏休みといえば、自由研究!
大暑をテーマにした自由研究は、自然・文化・科学が組み合わさっているので、子どもにとっても学びの宝庫です。ここでは、実際に取り組みやすいアイデアを3つご紹介します。
・実験アイデア:打ち水や気温の変化を調べよう
【テーマ例】
「打ち水をすると気温は下がるのか?」
【やり方】
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晴れた日の午後、庭やベランダなどの地面の温度を測る
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水をまいてから5分後、10分後の温度を測る
-
打ち水をしていない場所と比べてみる
→視覚化できるデータになるので、観察シートやグラフにまとめやすく、理科の自由研究にもピッタリです。
・調べ学習テーマ:昔の涼のとり方を調べる
【テーマ例】
「昔の人はどうやって夏を乗りこえていたの?」
【やり方】
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風鈴、蚊帳、よしず、打ち水などを調べる
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図書館の本やインターネットで資料を探す
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おじいちゃんやおばあちゃんに昔の夏の話を聞いてみる
→社会や総合の学習にもつながるテーマです。実際の道具を見たり触ったりする体験もおすすめ!
・創作活動:大暑をテーマに俳句・イラスト・新聞づくり
【アイデア例】
→国語や図工ともつながる活動になり、自由研究の枠をこえて楽しめます。
第5章:まとめ|大暑を知れば、夏をもっと楽しめる

「大暑」と聞くと、「ただ暑いだけの日」と思いがちですが、実はそうではありません。
大暑は、昔の人々の暮らしの知恵や、自然との向き合い方がぎゅっと詰まった季節の節目です。
風鈴の音や打ち水のしずく、スイカを頬ばる瞬間……。そうした夏の風景を、「大暑」というキーワードから深く知ることで、日常の中にある小さな豊かさに気づけるはずです。
子どもにとっては、自然の変化を感じる力を育てたり、自由研究のテーマとして興味を広げたりする絶好の機会になります。そして大人にとっても、日本の季節文化をあらためて見つめ直すきっかけになるでしょう。
ぜひ、この夏は「大暑」をきっかけに、親子で一緒に季節を感じてみてはいかがでしょうか?
✅ この記事のまとめポイント
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「大暑」は7月23日ごろ、一年で最も暑い時期
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中国由来の「二十四節気」のひとつで、自然と暮らしの目安
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土用の丑の日や暑中見舞いと関係あり
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昔の涼の工夫や食べ物の知恵がたくさん
-
自由研究にもぴったりなテーマが満載!
💡 今すぐできる一歩
今日の天気を見て、気温を測ってみましょう。打ち水をして変化を観察するのもおすすめです!
「大暑」の日常を自分で体感してみると、より深く理解できますよ。
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