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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

【SDGs×人権】5年生・6年生におすすめ!環境や貧困問題から考える作文テーマ

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《SDGs×人権】5年生・6年生におすすめ!環境や貧困問題から考える作文テーマ》について紹介させて頂きます。

 

 

 

はじめに

小学校5年生・6年生のお子さんを持つ保護者の方、そして日々教育現場で子どもたちと向き合う先生方へ。

高学年になると、総合的な学習の時間や社会科などで「SDGs(持続可能な開発目標)」について深く学ぶ機会が増えます。そのため、人権擁護委員会のコンクールや授業の一環として取り組む「人権作文」において、このSDGsをテーマに選ぶお子さんは非常にたくさんいます。

SDGsと人権は密接に結びついており、テーマとして非常に相性が良く、高い評価を得やすい素晴らしい題材です。しかし、「環境問題」や「貧困問題」というテーマはあまりにもスケールが大きく、小学生が自分の言葉で書くには少しハードルが高いという課題もあります。

多くの知識を得た高学年だからこそ、「世界では〇〇人が飢えに苦しんでいます」「地球温暖化を止めるべきです」といった、ニュースや教科書の情報を並べた客観的な文章になってしまうケースがよく見受けられます。

元小学校教員としての経験からお伝えすると、SDGsを人権作文として成功させる最大のコツは、**「世界の問題を、自分の半径数メートルの生活に引き寄せる」**ことです。

遠い国の出来事を、毎日の給食や買い物の経験とつなぎ合わせ、自分自身の問題として捉え直す。この記事では、5年生・6年生が身近な視点からSDGsと人権について深く考え、スラスラと筆を進めることができる具体的なテーマと、大人がサポートするための構成のヒントを詳しくご紹介します。お子さんの心の中にある「気づき」を引き出すための手引きとして、ぜひご活用ください。

 

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SDGsと人権はどうつながっているの?(指導のポイント)

具体的なテーマを選ぶ前に、まずは「なぜSDGsが人権作文になるのか」をお子さんに分かりやすく伝えるためのポイントを整理しておきましょう。

SDGsには17の目標がありますが、その根本にある最も重要なスローガンは**「誰一人取り残さない(Leave no one behind)」**です。 この言葉は、「地球上のすべての人に、安全に、健康に、そして自分らしく生きる権利(=基本的人権)を保障する」という考え方そのものです。

ですから、貧困をなくすことも、きれいな水を保つことも、平和な社会を作ることも、すべては「人間の命と権利を守るための行動」であると言えます。指導の際は、この大きなつながりを伝えた上で、遠い国の話を「自分ごと」にするための問いかけを行ってみてください。

「アフリカの貧困について書くなら、私たちの今日の給食を残すこととどうつながっているか考えてみよう」 「環境問題を書くなら、私たちが大人になった時の生活を守る権利について考えてみよう」

このように、主語を「世界」から「私」へと変換する作業を行うことで、作文の内容は驚くほど深く、実感のこもったものへと変化します。それでは、カテゴリー別の具体的なテーマを見ていきましょう。


【貧困・飢餓(目標1・2)】食卓から世界を考えるテーマ

私たちが毎日当たり前のように口にしている「ご飯」や、身につけている「服」。その裏側には、見えない世界の貧困問題が隠れています。日々の生活を支えるものから、世界の人権に想像力を働かせるテーマです。

1. 給食の食べ残し(食品ロス)と世界の飢餓 日本で大量に捨てられている食べ物と、世界で飢えに苦しむ人々の現実を結びつけます。命をいただくことへの感謝と、食料の偏りという不平等について考えます。

  • 作文の切り口: 自分が苦手なおかずを残そうとした時の迷い。もったいないという気持ちから、世界の飢餓問題へと視野を広げ、賢い消費者になる決意を書く。

2. フェアトレードのチョコレートを選んでみた 買い物を通して生産者の人権を守るという視点です。安くて美味しい商品の裏で、学校に行けずに働いている同年代の子どもがいるかもしれない現実に目を向けます。

  • 作文の切り口: スーパーでフェアトレードのマークを見つけた体験。少し値段が高くても、その商品を選ぶことが「誰かの未来を守る投票」になるという気づき。

3. 着なくなった服のゆくえ(ファストファッションと児童労働) すぐに小さくなってしまう服や、流行の安い服。それらがどこで、誰の手によって作られているのかを想像します。

  • 作文の切り口: クローゼットの整理をした時の体験。大量生産・大量消費の社会に疑問を持ち、物を大切に長く使うことが、途上国の過酷な労働環境を変える第一歩になるという意見。

4. 「見えない貧困」について考える 貧困は外国だけの問題ではなく、日本国内にも存在します。子ども食堂の存在や、身近な格差について、自分なりに考えたことをまとめます。

  • 作文の切り口: ニュースで「日本の子どもの貧困率」を知った時の驚き。困っている人が「助けて」と言いやすい社会を作るために、自分たちが持つべき優しいまなざしについて。


【教育・ジェンダー(目標4・5)】ランドセルや学校生活から考えるテーマ

毎日通っている学校生活や、身の回りの「らしさ」に関する言葉の中にも、人権について深く考えるヒントがたくさんあります。最も身近で、小学生にとって書きやすいテーマの宝庫です。

5. 学校で勉強できることは「当たり前」なのか 世界には、戦争や貧困、あるいは女の子であるという理由だけで学校に行けない子どもたちがいます。「教育を受ける権利」の尊さを再確認するテーマです。

  • 作文の切り口: 「宿題が面倒くさい」と思っていた自分への問い直し。文字を読み書きできることが、将来の自由な職業選択や、自分を守る力につながるという気づき。

6. ランドセルの色や服装の自由(ジェンダー 「男の子だから黒、女の子だから赤」「男の子は泣かない」といった、無意識の決めつけ(アンコンシャス・バイアス)に対する違和感を取り上げます。

  • 作文の切り口: 自分の好きな色や服を選んだ時の周りの反応。性別という枠組みを超えて、その人自身の「個性」を尊重し合える多様な社会の素晴らしさについて。

7. 家庭科の授業で気づいた「家事分担」 5年生から始まる家庭科の学習を活かします。家庭内での男女の役割や、協力することの大切さについて、自分の家の様子と照らし合わせて書きます。

  • 作文の切り口: 自分でご飯を作ったり、掃除をしたりした時の苦労。家事はお母さんやお父さんだけの仕事ではなく、生活する全員の仕事(労働の尊重)であるという意識の芽生え。

8. 「普通は〇〇」という決めつけを見直す 同調圧力に流されず、自分と他人の違いをポジティブに捉えるテーマです。「普通」という言葉が、誰かを傷つけたり排除したりしていないかを見つめ直します。

  • 作文の切り口: 友達と意見が食い違った時の体験。自分にとっての普通が相手の普通とは限らないことに気づき、お互いの違いを認めて対話する寛容な心を持つ決意。

 

 

 


【環境・気候変動(目標12・13・14・15)】ゴミ問題と未来の命を守るテーマ

環境問題は、「地球を守る」という大きな目的と同時に、「未来の人間(自分たち)が安全で健康に生きる権利」を守ることに直結しています。身近な自然保護の行動から、未来の人権へと論を展開します。

9. マイボトルやエコバッグを持ち歩く理由 プラスチックごみによる海洋汚染の問題。海に住む生き物の命を脅かすだけでなく、マイクロプラスチックとして人間の体にも影響を与える可能性について考えます。

  • 作文の切り口: 家族で海や川に遊びに行った時にゴミを見つけた体験。自分の小さな行動(水筒を持つこと)が、豊かな自然と未来の命を守る行動につながるという実感。

10. 夏の異常な暑さと気候変動 毎年厳しさを増す夏の暑さや、巨大な台風。地球温暖化が、農業に携わる人々や、エアコンを持てない弱い立場の人々をどう苦しめているかを想像します。

  • 作文の切り口: 熱中症アラートで外遊びができなかった日の悔しさ。気候変動は遠い北極のシロクマの問題にとどまらず、今の自分の健康で安全な生活を脅かす人権問題であるという意見。

11. 地域のゴミ拾いに参加して感じたこと 街を綺麗に保つことは、そこに住む人々の心を守ることにつながります。誰もが気持ちよく、安全に住み続ける権利について考えます。

  • 作文の切り口: ボランティアや町内会の清掃活動に参加した時の達成感。ポイ捨てをする人の心理について考え、「自分さえ良ければ」という心をなくすことが環境保護の第一歩であるという主張。

12. 生き物の命と生物多様性 身近な自然や動物を大切にすることが、結果的に人間の生活を守ることにつながります。命のつながりと、自然環境のバランスについて書きます。

  • 作文の切り口: 学校の飼育小屋での体験や、図鑑で絶滅危惧種について調べたこと。人間は自然をコントロールするのではなく、自然の一部として他の命を尊重しながら生きるべきであるという考え。


【平和・公正(目標16)】教室の中の「平和」から考えるテーマ

世界の戦争や紛争の問題を、自分たちの教室での人間関係(いじめや対立)と重ね合わせて考える、高学年らしい非常に深いテーマです。平和は遠くにあるものではなく、足元から作るものだという視点を持ちます。

13. ニュースで見る戦争と、今の自分の生活 毎日報道される悲しいニュースと、平和な日本の日常の対比。安全に眠り、起きて学校に行けるという「平和に暮らす権利」の尊さを噛み締めます。

  • 作文の切り口: テレビに映る、自分と同年代の子どもの姿を見て感じた胸の痛み。今の当たり前の生活が、いかに奇跡的で守るべきものであるかという強い思い。

14. 「平和」を作るための第一歩は教室から 国家間の戦争の種は、実は日常の小さな対立や「あいつが悪い」という決めつけの中にあります。暴力や暴言ではなく、対話で解決する姿勢を学びます。

  • 作文の切り口: クラスでの揉め事や喧嘩の体験。相手の言い分を聞かずに自分の正しさを押し付けるのではなく、お互いが納得できる道を探り合うことが、一番身近な平和活動であるという気づき。

15. いじめを見過ごさない勇気 いじめは重大な人権侵害であり、その場にいて黙っていること(傍観者になること)は、平和を壊すことに加担しているのと同じです。

  • 作文の切り口: 誰かが傷ついているのを知りながら、自分が標的になるのが怖くて声を上げられなかった後悔。今度こそ、先生に伝えたり、寄り添ったりする勇気を持ちたいという決意。

16. ネット上の言葉の暴力(誹謗中傷) 顔が見えない相手に対する言葉の刃。表現の自由には責任が伴うこと、そして匿名の向こうにいるのは生身の心を持った人間であることを再確認します。

  • 作文の切り口: スマホやゲームのチャットで、きつい言葉を目にした時の恐怖感。送信ボタンを押す前に一呼吸置き、相手を思いやる想像力を持つことが、デジタル社会の平和を守るルールであるという提案。

 

 

 


高学年向け!SDGs作文を深くする「ズームイン・ズームアウト構成」

テーマが決まったら、次は文章の組み立てです。知識と体験を論理的につなぎ、説得力のある意見文にするための「ズームイン・ズームアウト構成」のテクニックをご紹介します。カメラのレンズの寄り引きのように視点を切り替えることで、文章に立体感が生まれます。

【構成のステップと具体例】

  • ステップ1:ズームイン(自分の日常の体験) 身の回りの小さな出来事から書き出します。五感を使った描写を入れると読者を引き込めます。

    • 例:「私は昨日、スーパーのチョコレート売り場で、パッケージの端にある小さなマークを見つけました。それは、フェアトレードを証明するマークでした。」

  • ステップ2:ズームアウト(世界の問題・社会の知識) 自分の体験からカメラを引き、社会科や総合的な学習の時間で習った知識を披露します。ここでSDGsの目標とリンクさせます。

    • 例:「学校の授業で、安くて甘いチョコレートの裏側には、カカオ豆を収穫するために過酷な労働をしている子どもがいると習いました。本来なら学校に行って勉強するはずの年齢の子どもたちが、家族のために働いているのです。」

  • ステップ3:意見(自分の考えと人権への気づき) 世界の問題に対して、自分はどう考えるかを明確にします。知識の受け売りを脱し、自分の心の中の正義感や疑問を言葉にします。

    • 例:「私は、自分たちが安く美味しいものを食べるために、誰かの『学ぶ権利』や『安全に遊ぶ権利』が奪われている社会はおかしいと考えます。」

  • ステップ4:アクション(これからの行動宣言) 最後にもう一度カメラを自分に戻し、明日からできる具体的な行動を宣言します。世界を変える小さな一歩を提示します。

    • 例:「だからこれからは、買い物をするときは値段だけでなく、その商品が誰かの笑顔につながっているかを考えたいです。少し高くても生産者を守る商品を選ぶこと。それが、今の私にできる一番の平和活動です。」

この4つのステップに当てはめることで、どんなテーマでも高学年らしく、論理的で熱意のある作文が完成します。


保護者・先生の方へ|「正解」を求めずに対話を楽しむ

SDGsに関わる問題には、「これをすれば全て解決する」という完璧な正解がありません。環境を守るための制限が、誰かの仕事を奪うことにつながるなど、複雑に絡み合った課題だからです。

お子さんが作文を書くために考えをまとめている時、大人が「それは違うよ」「こう書くべきだよ」と答えを急いで教えるのではなく、**「どうすればみんなが笑顔になれると思う?」**と、一緒に頭を悩ませる姿勢を見せることが非常に大切です。

「ご飯を残さず食べる」「電気をこまめに消す」「困っているお友達に声をかける」。 お子さんから出てくる解決策は、もしかするととてもささやかなものかもしれません。しかし、その小さなアイデアを「それは、周りの人の人権を守る素晴らしい行動だね」「その気づきは素敵だね」と、全面的に肯定してあげてください。自分の考えを認めてもらえたという安心感が、文章を書く意欲と自己肯定感を大きく育てます。

まとめ:自分にできる「小さな一歩」が最高の人権宣言になる

世界の大きな問題や悲しいニュースに触れると、大人でさえ「自分一人の力ではどうにもならない」と無力感を感じてしまうことがあります。感受性の豊かな高学年の子どもたちなら、なおさらのことです。

しかし、人権作文を書くという作業は、その無力感を希望に変える力を持っています。遠い国の問題の解決への第一歩は、実は自分自身の日常の選択や、隣の人への思いやりの中に確実に存在しているからです。

SDGsと人権をテーマにした作文は、子どもたちが自分がこれから生きる世界をどうしていきたいか、そして自分はどう行動するかを社会に向けて宣言する、素晴らしい自己表現の場です。 お子さんが考えたこと、実践しようと決めたことを堂々と原稿用紙に綴ることができるよう、一番のサポーターとして背中を押してあげてください。その真剣に考えた時間が、お子さんの心を豊かに成長させるかけがえのない経験になることを心から願っています。

 

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